創立50周年記念事業 自治会のあり方検討について
滝沢市自治会連合会は、平成16年度に自治会の事務局長6名を構成員とした「今後の自治会のあり方検討会」を設置し、約3か月にわたり議論を重ね、地域活動の課題の具体的な改善方針について提言をまとめています。
今般、本会が創立50周年を迎えるにあたり、前回の提言から大きく変化した自治会を取り巻く社会環境等を踏まえ、今後の市民主体の地域づくり活動の方向を展望するため、自治会のあり方についての新たな提言を取りまとめることにしました。
自治会のあり方の検討部会
自治会のあり方検討部会は、南部・中部・北部の各自治会3名ずつの自治会長で構成され、令和3年5月から約10か月にわたり、月1回のペースで開催されました。
部会のメンバーは、事前に提示されたテーマに基づき、自分の所属する自治会の現状と課題・課題解決に向けての意見等をまとめて部会に参加し、部会では一人ひとりの発表をもとに意見交換を行い、議論を重ねました。この意見交換と議論を通じて、滝沢市の人口は現在でも増加し続けているものの、市内には人口が増加している地域と人口が減少している地域があること、自治会を取り巻く社会環境も地域間で違いがあることを把握するとともに、それぞれの地域の特性、世帯規模や社会環境に応じた「これからの自治会の姿」についての提言を取りまとめました。
あり方検討部会 部会員所属自治会
- 南部地区 鵜飼南自治会、滝沢パークタウン自治会、滝沢ニュータウン自治会
- 中部地区 元村中央自治会、元村東自治会、元村西自治会
- 北部地区 長根自治会、南一本木自治会、いずみ巣子ニュータウン自治会
モデル自治会によるワークショップ
自治会のあり方検討部会での検討と並行して、「モデル自治会」として市内の3自治会が、それぞれの自治会の活動について話し合うワークショップを行いました。
このワークショップは、自治会ごとに全3回にわたって行われ、自分が住む地域を見直し、こうありたいと考える将来の地域の姿、その地域の姿を実現するための課題と解決策について話し合われました。ワークショップの参加者は、和気あいあいとした雰囲気の中、積極的に地域への思いを語り合い、自分たちの目指す地域の将来像を共有しました。
モデル自治会
- 大釜南自治会
- 大沢自治会
- 牧野林中央自治会
ワークショップテーマ
- 第1回「自分たちの地域を知る」
- 第2回「自分たちの地域の未来をデザインする」
- 第3回「未来に向けた具体的な行動を」
大釜南自治会 | 大沢自治会 | 牧野林中央自治会 |
提言書 ~ これからの自治会のあり方 ~
自治会は、地域において人と人のつながりをつくり、そのつながりを持った住民が連携・協力しながら、地域の様々な課題を解決するための組織です。
本会の提言が契機となり、それぞれの地域の特性、世帯規模や社会環境に応じた「住みよい地域づくり」が永続することを期待します。
提言概要
必要とされる自治会を目指します
- 地域のつながりをつくります
- 防災・防犯のネットワークをつくります
- 地域のニーズに対応した活動をします
参加しやすい自治会を目指します
- 多様な事業運営の仕組みをつくります
- 子育て世帯との接点をつくります
- 地域と関りをもてる機会をつくります
- 高齢者の参加しやすい環境をつくります
負担の少ない自治会を目指します
- 事業の内容を見直します
- 運営規模の適正化を図ります
- 活動の担い手をサポートします
- はじめに (1ページ)
- 第1章 自治会とは (2~3ページ)
- 第2章 自治会を取り巻く社会環境 (4~16ページ)
- 第3章 地域に関する市民の思い (17~23ページ)
- 第4章 自治会の現状と課題 (24~30ページ)
- 第5章 これからの自治会の姿 (31~40ページ)
- おわりに (41ページ)
- 参考資料1 自治会区分図 (43ページ)
- 参考資料2 モデル自治会ワークショップ報告書 (44~66ページ)
- 参考資料3 自治会のあり方検討部会設置規程 (67ページ)
- 参考資料4 自治会の在り方検討部会 名簿 (68ページ)
全ページダウンロード (3436KB; PDFファイル)
※提言書の取り扱いについて
この提言は、全ての自治会において同一の取り組みをすることを意図したものではありません。それぞれの自治会が、それぞれの地域の特徴や課題に応じた活用の仕方を考えるべきものです。