はじめに
皆さんは「認知症」について、どのようなイメージを抱いているでしょうか?
認知症になったら何もわからなくなる、普通の生活を送れなくなる、そのようなイメージを持っていませんか?
認知症になっても、全てが分からなくなるわけではありません。
それまでの人生で培ってきたものを活かして活躍している人も増えており、自分らしく輝きながら、住み慣れた地域で暮らしている人がたくさんいます。
世界でも屈指の長寿国であり高齢化が進んでいる我が国にとって、認知症は他人事ではありません。
認知症の症状や特性を正しく理解することで、認知症への恐れや偏見、差別をなくし病気の有無に関わらず、尊厳と希望をもって安心して暮らせる社会を一緒に考えていきましょう。
認知症とは
認知症は脳の病気によるもので、誰にでも起こりうる身近な症状です。
認知症になると、記憶力や思考力、判断力などが低下してしまいます。主には高齢者に見られますが、若い人にも起こることがあります。
主な症状には、「新しいことを覚えにくい」、「言葉が出てこない」、「様々なことを計画するのが難しくなる」などがあります。
高齢者の5人に1人は認知症またはその予備軍であると言われており、決して他人事ではありません。
高齢化が進む滝沢市においても、今後ますます認知症の方の増加が見込まれます。
一人一人が認知症について知ることが、認知症の人とその家族にやさしいまちづくりの第一歩となります。