(一社)全日本建設技術協会が主催する令和6年度全建賞におけるインフラの部にて本市のJR小岩井駅活性化事業が授賞し、6月27日に東京都で表彰式が行われました。本市の授賞は、平成28年度の滝沢市交流拠点複合施設整備事業(ビッグルーフ滝沢)以来、2回目となります。

 同賞は、良質な社会資本整備の推進と建設技術の発展を推進するために昭和28年に創設されたもので、社会経済活動を支える根幹的なインフラ整備や、その時々の国民ニーズに沿った幾多の取り組みが授賞される歴史ある賞です。

 また、同事業に携わった施工業者のうち、同協会の賛助会員となっている盛岡舗道株式会社と株式会社メグミも、同賞を受賞しました。

 同事業は、利用者の安全性確保と利便性向上を図るため、JR東日本が管理していた駅前広場やトイレを市が取得し、整備したものです。JR東日本・小岩井農牧株式会社・市の3者で大正時代に建築された駅舎の復元改修を行い、市がJR東日本から譲渡を受け複合交通施設として管理しています。

 

 改修後の駅舎は国登録有形文化財(建造物)として登録されました。宮沢賢治をはじめ、多くの人々が利用してきた歴史的背景のある小岩井駅が、さらに地域に愛される駅に生まれ変わります。地域コミュニティの拠点として、また、観光資源である小岩井農場などの玄関口としても多くの皆さんに利用されることを期待します。

(都市政策課作成)