帯状疱疹ワクチンの定期接種へ

 厚生労働省では、帯状疱疹ワクチンについて、令和7年度から定期接種(B類疾病)に含める方針を決定されました。

 詳細については、国の政省令改正等とあわせて、医療機関との調整のうえ、決まり次第お知らせしますが、令和6年12月18日時点で示されている「対象者」および「ワクチンの種類」についてお伝えします。

 対象者

 B類疾病の予防接種は、接種を受けなければならないという義務はありません。接種を希望する場合は、予防接種の効果や副反応のリスクを十分に検討したうえで判断して下さい。

(1)実施年度中に次の満年齢を迎える方

65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上*100歳以上の方については、定期接種開始初年度に限り全員を対象とする予定です。

(2)60歳以上65歳未満の者であって、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害を有する者

 ワクチンの種類

種類

不活化ワクチン(組み換えワクチン)

「シングリックス」(GSK)

生ワクチン

「ビケン」(阪大微生物研究会)

効能又は効果 帯状疱疹の予防 50歳以上の者に対する帯状疱疹の予防
接種回数 0.5mlを2回、通常2か月の間隔をおいて、筋肉内に接種する 0.5mlを1回皮下に注射する
他のワクチンとの接種間隔 規定なし 他の生ワクチン(注射剤)の接種を受けた者は、通常、27日以上間隔を置いて本剤を接種すること
予防効果 90% 50~60%
持続期間 10年程度 7年程度

助成なしの接種価格

※医療機関での設定価格

1回あたり20,000円から25,000円程度を2回 1回10,000円程度
(厚生労働省予防接種基本方針部会資料より)

 市の助成額、接種開始時期、協力医療機関等につきましては、決定次第ホームページ等で公開します。また、対象となる方には個別通知を行う予定です。