第六章 防犯

 戦後社会状勢の急激な変化に伴って、種々の犯罪が発生しているが、これを防止するには村民の防犯に対する自覚と、組織的にこれを防ぐ体制が整えられなければならない。それには防犯思想の普及と警察活動に協力し、民警一体となって治安確保の万全を期し、明るい村にすることである。

 この趣旨から発足したのが防犯協会である。この活動の主なるものは、防犯座談会を開催して防犯思想の啓発、青少年の不良化防止対策としての防犯映画会、防犯弁論大会の開催や諸行事の際、会員が出動して保護活動を行う等である。

 本村の防犯協会の発足は昭和二十八年八月で、会長は代々の村長が兼務している。